2014年

6月

16日

しかし、神は私を愛される

哀歌3章21節から33節までを朗読。

 

 22,23節「主のいつくしみは絶えることがなく、そのあわれみは尽きることがない。23 これは朝ごとに新しく、あなたの真実は大きい」。

 人は望みを持っていないと生きることができないと言われます。哲学者のキルケゴールという人が『死に至る病』という本を書きましたが、「死に至る病」とは肉体の病気ではなく、「絶望」ということです。人が望みを失ったとき、その人はたとえ肉体は生きていても死んだ者だと、そのような話です。私たちの生活でもそうだと思いますが、朝起きて、「さぁ、今日は何をしようか」とか、若いころは考える間もなく次から次へと、あれもして、これもして、こうして、ああして、ああなったら今度はこうしてと、いろんなことを瞬(またた)く間に考えますが、年を取ってくると、さて何をしようかと考えないと出てこない。そのうち「今日も生きなければいけないのか」というようになります。

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